その小学校のまわりはどんな感じ?ラビング散歩「所沢市の小学校区」編 ② 椿峰小学校から山口小学校まで歩いてみました
椿峰小学校から山口小学校へ
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西武池袋線小手指駅南口から椿峰ニュータウン行きの路線バスに乗って「椿峰小学校入口」で降車。
今回はここからラビング散歩をスタートしました。所沢市立椿峰小学校から所沢市立山口小学校まで歩いてみます。夏の猛暑、しかも丘陵地帯特有のアップダウンがあるので気合を入れて歩きます
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<のりば1 椿峰ニュータウン以外の路線> |
<のりば2 椿峰ニュータウン行き> |
椿峰小学校の学区
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椿峰小学校入口のバス停に降り立つと目の前に高峰公園があります。ここは児童遊具を備えた緑の豊富な公園です。開設されたのは昭和57年(1982)4月のこと。ケヤキやサクラなど植えられた樹木が40年以上の歴史を感じさせます。 |
<広場と遊具のある高峰公園> |
<元気に伸びるケヤキ> |
勾配のある椿峰ニュータウンの敷地には、ところどころ坂道を減らすための工夫が施されています。高峰公園から椿峰中央通りをまたぐ歩道もそのひとつ。これを渡れば隣接する街区に気持ちよく移動することができます。いまは渡らずに反転し、椿峰小学校の方向に向かいます。
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<道路をまたぐ歩道> |
高峰公園から静かな住宅街をしばらく歩くと所沢市立椿峰小学校が見えてきます。クリーム色の明るい校舎で、随所に樹木が植えられています。では学校の外周をまわってみることにしましょう。
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<椿峰小学校> |
時計回りに歩いてみるとまず気になったのが校庭に設置されたシート。メッシュがこまかいので視線が遮られます。校舎や校庭で遊ぶ子どもたちもうっすらとしか見えません。おそらく子どもたちのプライバシーを保護する意図なのでしょう。最近は子どもたちの画像や映像を無断でインターネットにアップロードする例もあるようですから、こういう処置も必要なのかもしれません。元気に走り回る子どもたちを見て元気をもらおうというのは、ここでは残念ながらできないようです。
さて、更に時計回りに進んでいくと今度は塀と石垣が私たちを迎えてくれます。守りは万全でまるでお城のようだなと思いながら長い道を黙々と歩きます。ちょうど体育館の裏手あたりに差し掛かったようで子どもたちの歓声が聞こえます。体育館の向こう側には樹々の緑が見えているので気分が高まります。
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<視線を遮るシート> |
<城のような守りが特長> |
椿峰小学校のまわりをぐるりと歩いてみると、お店は理髪店とベーカリーしかありませんでした。あとは住宅ばかりですが、意外と住民の出入りが多く、街の治安はよいほうだと感じました。ジモト発見ライターが自動販売機の前で水分補給していると、ご近所のチラチラ視線を感じました。これは子どもたちにとって安全度が高いということです。
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<住宅街の理髪店> |
小学校の近くにはパン屋さんがあることが多いのですが、椿峰小学校の正門近くにもベーカリーがあります。ただ外観を拝見したところ子どもたちよりも落ち着いた大人の雰囲気が感じられました。ニュータウンにある隠れ家風のベーカリーと言ったところでしょうか。
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<隠れ家風のベーカリー> |
<ベーカリーのメニューはこんな感じ> |
椿峰ニュータウンというと高級分譲住宅のイメージがありますが、歩いていると賃貸マンションなども見かけることがあります。しかも管理が地元の株式会社山口企画設計だったりします。椿峰小学校にもいろいろな家に住むお友だちが通っています。
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<マンションの管理もおまかせ> |
椿峰小学校に隣接して所沢市立打越公園があります。ここには近くの中学生、小学生、未就学児とママ友などが気軽に集まってくるとのこと。この公園も緑がいっぱいです。
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<打越公園の広場> |
<すべり台などの遊具もある> |
椿峰小学校を背にして生活道路をスマホ歩き、今度は山口小学校の学区をめざします。椿峰から山口へは、なだらかな坂道のある住宅街が続きます。
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<雑木林のある道路> |
椿峰中央通りに出ると病院があります。以前は所沢明生病院という名称でしたが現在は所沢白翔会病院に変わりました。この周辺では大きな規模の病院です。
外来の診療科目は内科、腎臓内科、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科があります。病棟では随時入院も受け入れているそうです。
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山口小学校の学区
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所沢白翔会病院からほんのすこし東へ歩くと「椿峰ニュータウン中央」という交差点があります。椿峰中央通りと山口小通りが交差するところです。ここで山口小通りを下っていくと右手に所沢市立山口小学校があります。
山口小学校は令和5年(2023)が「開校150周年」だったということで外壁に懸垂幕が掛かっていました。歴史をたどると開校は明治6年(1873)のことで、当時の北野村、山口村、上山口村の3村が組合を設立し「狭山小学校」という名称で立ち上げたとのこと。その後、戦前戦後の紆余曲折を経て、現在地に落ち着きました。
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<現在の山口小学校> |
<開校は明治6年> |
山口小学校の近辺は商店や量販店が集まる繁華街。すぐ隣にはハンバーガーショップ、その向かいには日本料理店、山口城址前の信号(県道55号線と山口小通りの交差点)を渡るとコンビニエンスストアといった具合。さらに県道55号線を東進するとファッション市場、スーパーマーケット、ドラッグストアが並んでいます。山口小学校の学区は生活にとても便利なエリアといえるでしょう。
なお山口小学校の裏手には城上公園、中氷川台公園、すこし歩くと中氷川神社などが点在しますが、今回のラビング散歩ではパスしました。商業地と反対側で、しかも気温38度ということで歩く自信がありませんでした。撤退も時には必要だとご理解ください。
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<子どもたちも大好きなバーガーチェーン> |
<和食を食べたいならここ> |
<広々とした駐車場のコンビニ> |
この交差点に隣接しているのが山口城址という遺跡です。現在はこんもりとした土盛りとしか見えませんが、ここは平安時代末期に勢力を誇った武士団の山口氏一族が居館した城の跡です。標高79~90メートルの南斜面にあり、南麓部には柳瀬川が流れるという強固な砦でもありました。昭和37年(1962)10月1日に埼玉県指定旧跡となっています。
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<山口城址跡とファッション市場> |
<スーパーマーケット> |
<ドラッグストア> |
<スーパーマーケットの向かいから椿峰中央公園へ> |
スーパーマーケットの向かいにある金物店の近くから小さな坂道を北へ向かって登りましょう。山口小学校の学区を横に見ながら黙々と歩きます。そして行き着いたところが椿峰中央公園です。その周辺には「所沢市椿峰コミュニティ会館別館」や「所沢市立つばき児童館」が置かれています。また椿峰中央公園には武蔵野の面影が残る雑木林や広場があり、いつでも散策やジョギングが楽しめます。
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<中央公園の遊歩道> |
<所沢市椿峰コミュニティ会館別館> |
<所沢市立つばき児童館> |
<中央公園の樹林と広場> |
椿峰小学校と山口小学校の学区めぐりまとめ
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丘陵地帯の高いところにある椿峰小学校と、低いところにある山口小学校。前者は自然に包まれた住宅地、後者は活気あふれる商業地、いずれも個性的な学区といえます。いずれも至るところに公園が整備され、隠れ家風の商店も点在します。
椿峰小学校は外部の視線から子どもたちを守るシートが校庭の外周に設置してあるのが印象に残ります。山口小学校は昨年(令和5年)開校150周年を迎えたとのことで歴史の重みを感じました。以上、椿峰小学校の学区と山口小学校の学区をラビング散歩しました。今後ともご愛読のほどよろしくお願い申し上げます!(2024.8.24)
取材・執筆・撮影/イワタハルユキ
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※アイコンをクリックすると詳細が表示されます。 1.航空公園駅 2.早稲田ゼミナール 3.山ノ上公園 4.セブン-イレブン 所沢航空公園駅西口店 5.明峰小学校 6.所沢市立ひばり児童館 7.北有楽町さくら会館 8.所沢第一浄水場 9.山口企画設計本社 10.所沢神明社 11.ヤオコー有楽町店 12.琴平公園 13.所沢元町郵便局 14.所沢市所沢まちづくりセンター 15.法華寺 16.所沢保育園 17.所沢小学校 18.寿町公園 19.わかたけ元町保育園
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