その小学校のまわりはどんな感じ?ラビング散歩「所沢市の小学校区」編④ 若狭小学校から北中小学校まで歩いてみました
若狭小学校から北中小学校へ
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西武池袋線狭山ヶ丘駅から徒歩約7分の若狭小学校を起点に、小手指駅から徒歩約19分のところにある北中小学校まで歩いてみました。いずれの小学校も繁華街ではなく自然環境のよい住宅街に位置しています。このあたりは医療機関や高齢者施設も多いエリアです。
狭山ヶ丘駅西口は駅前に商店が数軒あるくらいで落ち着いた雰囲気の街並みです。西へ歩けば賑わいで有名な和ヶ原商店街がありますが、今回はそちらには行かず、若狭小学校の学区を歩きます。
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<若狭小学校の最寄り駅は狭山ヶ丘駅西口> |
<狭山ヶ丘駅改札口> |
<駅前の商業施設> |
狭山ヶ丘駅西口には西武バスの停留所がありますが2024年8月にダイヤが改変され、不思議なことに週1本のみの運行になりました。そう「週1本」です。それが狭山ヶ丘駅西口9時27分発(西埼玉中央病院経由)小手指駅行きです。ご利用の際は念のため時刻表を確認していただくことをおすすめします。なおここからは所沢市の新しい交通手段「ところワゴン」も運行しているのでご安心ください。ところワゴンには若狭ルート、三ヶ島ルート、林・糀谷ルートの循環があります。
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<土曜日に週1本の路線バス撮った!> |
歩きはじめると駅の近くに愛宕神社があります。背景が大きなマンションなので独特の風景になっていますが、正真正銘の歴史ある神社です。祀られている神様は愛宕地蔵尊(あたごじぞうそん)で火災防止、家内安全、子育て、商売繁盛にご利益があるそうです。愛宕神社のすぐ前には通勤・通学に便利な自転車駐輪場が整備されています。
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<マンションが背景の愛宕神社> |
<自転車駐輪場> |
若狭小学校の学区を歩く
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東和銀行のある交差点を斜めに進むと静かな住宅街に入ります。まっすぐ歩くと西武池袋線の線路と併行して走る道に出ます。ここには最近ではあまり見かけなくなった歩行者専用踏切がありました。その線路に沿って歩くとすぐに若狭小学校に到着です。狭山ヶ丘駅西口からはわずか7分程度でした。
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<若狭小学校正門の風景>
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<東和銀行狭山ヶ丘支店> |
<今ではめずらしい歩行者専用踏切> |
若狭小学校のあらまし
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若狭小学校は昭和46年(1971)9月に第2三ヶ島小学校として新築工事がはじまり、昭和47年(1972)4月に若狭小学校として開校しました。引き続き昭和49年(1974)には屋内運動場とプールが完成し、総合落成祝賀式が挙行されました。その後、着々と整備や改修が進められ、現在は普通教室にエアコンが設置されています。令和4年(2022)1月には創立50周年記念式典が開催されました。
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<若狭小学校全景>
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表情豊かな森と公園
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若狭小学校の学区は緑地と公園が豊富に保存されています。その合間に静かな住宅街が広がり、子どもたちがのびのびと走り回っています。若狭小学校から歩を進めると、狭山ヶ丘緑地、若狭地蔵市民の森、若狭の森公園、若狭二丁目市民の森、若狭東公園などが次々と現れます。そこには雑木林や植え込みや児童遊具などそれぞれの表情があり楽しく歩くことができます。
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<狭山ヶ丘緑地> |
<若狭地蔵市民の森> |
<若狭二丁目市民の森> |
<若狭東公園は遊具が充実> |
医療機関と高齢者福祉施設が充実
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若狭小学校から森と公園を背にして閑静な住宅街を過ぎると国立病院機構西埼玉中央病院が見えてきます。この病院の診療科目は次のとおりです。
総合診療内科、呼吸器内科、代謝・内分泌内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、小児外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、産婦人科、外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科・放射線科・麻酔科
病床数は325床あり、職員数は約420名(非常勤含む)とのことで、地域において充実した医療が提供されています。
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<西埼玉中央病院> |
西埼玉中央病院の裏にはもともと雑木林だったエリアがありますが、現在は伐採が進み、カフェが営業していたり、太陽光発電の設備が設置されたりしています。 |
<雑木林のカフェ> |
そのエリアを出ると線路が走っていて、西武鉄道小手指車両基地が見渡せます。ここは西武鉄道の車両基地としては最大規模とされています。 |
<西武鉄道小手指車両基地> |
北中小学校の学区を歩く
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ここまで来ると目的地の所沢市立北中小学校はすぐ近くなのですが、その周囲を眺めておくことにしましょう。コンビニエンスストアの前を通過して行政道路(国道463号旧道)方面に歩きます。その途上には車を走らせていたら見落としてしまうであろうおしゃれな美容院をはじめ、医療機関や高齢者福祉施設が配置されています。そこには保育園もあるのですが、ここには地域住民はもちろんのこと、病院や施設で働く人がお子さんを預けているという事情もあるようです。
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そのまま歩いて行政道路に突き当たるあたりに社会医療法人至仁会 圏央所沢病院があります。ここは救急病院で高度な医療を提供しているとのこと。診療科目は次のとおり。
内科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、美容外科・美容皮膚科・形成外科、呼吸器科、腎臓内科、糖尿病内科、消化器科、外科、眼瞼下垂。
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<圏央所沢病院> |
行政道路にはたくさんのロードサイドショップ
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<飲食チェーン店も充実の行政道路> |
狭山ヶ丘方面から小手指方面に向かう行政道路には、飲食店をはじめ多種多彩なショップが立ち並んでいます。レストランチェーン店、業務用スーパーマーケット、アパレルショップ、最新鋭温浴施設、鮮魚市場など、子どもたちもきっと楽しく過ごせます。
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北中小学校のあらまし
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行政道路を観察したあとは先ほどの線路と併行する道路に戻ってしばらく歩きます。すると北中小学校の校舎が見えてきます。北中小学校は昭和58年(1983)に創立され、教育目標は次のとおりとなっています。 ◎すすんで学ぶ子 ◎心のゆたかな子 ◎たくましい子
現在の児童数は約340人、教員数は約20人と報告されています。 |
<北中小学校正門> |
<通用門> |
<体育館・プール・広い校庭> |
<児童が野菜を育てる畑> |
北中小学校40周年記念として制作されたキャラクターが正門横に飾られています。名前は福福と書いて「ぷくぷく」とのこと。北中小学校およびその関係者にたくさんの福が訪れますようにとの願いが込められています。
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<福福> |
北中小学校に隣接した交差点にある読書向けの公園。通学途中のひとときなど、時間に余裕がある子どもたちはここで読書などを楽しんでいるようです。
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<読書公園> |
<ご近所には畑もあります> |
北中小学校から小手指駅まで
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おなじみコインパーキング料金調査です。場所は北中小学校から小手指駅寄りにすこし歩いた住宅街。最大料金14時間300円、24時間600円でした。ここは販売機で買ったチケットをフロントガラスから見えるところに置くスタイル。相場感は上々だと思います。
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<コインパーキング> |
北中小学校を出て約19分、線路沿いに歩いて小手指駅北口に着きました。小手指のランドマークになっているツインタワーが見えるので、このあたりで道に迷うことはありません。小手指駅はバス路線も充実しているので便利です。
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<小手指のランドマーク> |
<ところバスは市民の足> |
<北中小学校の最寄り駅、小手指駅北口> |
若狭小学校と北中小学校の学区めぐりまとめ
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若狭小学校と北中小学校は隣接する学区で、いずれも樹々の緑にかこまれた平地となっています。このあたりはかつて深い森であったとのことで、その名残が今もどことなく感じられます。若狭小学校の周囲には商店などが集まる繁華街はなく、静かに学ぶ環境が残されています。北中小学校も同じように緑が豊富ですが、こちらは行政道路まで行くと賑やかなロードサイドショップが集まっています。いずれも環境がよいせいか医療機関や高齢者福祉施設が点在していました。学区をひと言で表現すると「緑にかこまれた学びの学区」というところでしょうか。この緑環境を末永く残したいと思いました。
取材・執筆・撮影/イワタハルユキ
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※アイコンをクリックすると詳細が表示されます。 1.狭山ヶ丘駅西口 2.ウエストヒルプラザ 3.愛宕神社 4.東和銀行狭山ヶ丘支店 5.若狭小学校 6.東狭山ヶ丘緑地 7.若狭地蔵市民の森 8.若狭二丁目市民の森 9.若狭東公園 10.西埼玉中央病院 11.Soie(カフェ) 12.優々の森保育園 13.圏央所沢病院 14.北中小学校 15.こどもあじさい読書公園 16.小手指駅
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■地域情報|ジモト発見ライターが駅周辺を街歩き『ラビング散歩』