その小学校のまわりはどんな感じ?ラビング散歩「所沢市の小学校区」編⑥ 南小学校から北秋津小学校まで歩いてみました
所沢駅から徒歩圏の南小学校と北秋津小学校
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大規模なショッピングモール「エミテラス」がオープンしていよいよ賑わいを見せている所沢駅周辺。しかし駅からすこし離れると住宅や商店が集まり、身近な生活感を醸し出しています。もちろんそこではジモトの子どもたちが元気に活躍中です。今回は所沢駅から徒歩圏にある二校の小学校周辺を歩いてみました。
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<所沢駅改札口> |
商業施設と住宅地
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<西武所沢SC> |
所沢駅には駅ナカ商業施設Emio、百貨店の西武所沢SC、そしてEmi Terrace所沢の3つの個性が集まったことになります。
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<新しく完成した高層棟>
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駅からエミテラスまでは連絡通路が整備されており、快適に通行できます。スカイウォークと呼びたいところですが、そう呼ばれてはいないようです。
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<連絡通路> |
エミテラスには公園が整備されており、子どもたちはもちろんのこと、誰でも気軽にくつろげるよう配慮されています。
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<道路越しの公園風景> |
<エミテラス側の公園> |
南小学校まわりの情景
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エミテラスから南小学校方面に歩いて行くと県道東京所沢線があります。それを横切り南小学校入口交差点から住宅街に入って行きます。
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<県道沿いには商店や飲食店も多い>
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<南小学校入口交差点>
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南小学校の側面に沿って道路を歩いていると、自家製パン屋さん、こどもクリニック、内科、歯科などが住宅街に現れます。いずれも生活に密着しています。
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南小学校を観察
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所沢市立南小学校は明治7年(1874)に創立された歴史ある学舎です。あたりは豊かな自然を擁しており、校区の南側には八国山が広がっています。学校教育目標は「心豊かな子 明るい子 考える子 たくましい子」です。
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<南小学校正門> |
<校庭のイチョウ> |
<明るい校舎と広い校庭> |
南小周辺の何かと楽しい住宅街
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民家の庭の花や緑を眺めて歩くのは楽しいものです。ここではロケットのように剪定されたヒノキを見つけました。また線路際の路地を歩いていると歩行者専用踏切を発見。なんとなく懐かしい感じがしました。更に民家の庭先でフクロウとカエルの彫刻のようなものを鑑賞。なにか意味があるのでしょうか。
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<民家の樹木に感銘> |
<歩行者専用踏切> |
<民家の庭先にて> |
住宅街の一角で恒例のコインパーキング観察です。ここは前払いの上でチケットを掲示する方式でした。料金は24時間400円(夜間19時~7時まで200円)と非常にリーズナブルでした。住宅街の真っただ中のせいでしょうか。とても利用しやすい料金です。
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<安価なコインパーキング> |
南小学校から西武池袋線をまたぐとすぐに所沢市立南陵中学校があります。この付近は東山道武蔵路(とうさんどうむさしみち)という古代の幹線道路があった場所で、南陵中学校の校庭でも平成元年(1989)に大規模な道路跡が発見されました。詳しく調査された後で遺構は埋め戻され、平成21年(2009)に所沢市の指定文化財(史跡)に指定されました。
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<南陵中学校> |
所沢駅東口に向かう
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南小学校と南陵中学校を拝見したので、次は所沢駅に戻って北秋津小学校の学区を見に行こうと思います。途中で歩きながら思ったのは、所沢は人口が多いせいか、医療機関(かかりつけ医)が多いということ。それも内科や外科ばかりでなく眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科などもよく見かけます。イザという時、頼りにできそうです。
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<所沢は医療機関が充実> |
同じように所沢は金融機関も豊富に揃っています。ほとんどは駅の近くにありますが、駅からすこし遠いところでも地銀や信金ががんばって営業しています。最近のメガバンクは店舗を撤退させてATMを設置するケースが増えていますが、これが意外と不便。やはり対人店舗が求められているのではないでしょうか。 |
<身近な地銀や信金が多い> |
商業施設のなかを通り抜ける人も、連絡通路を愛用する人も、線路や道路を円滑にまたぐことができます。この方法で駅に到着して、今度は東口に出て、北秋津小学校に向かいます。
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<連絡通路> |
所沢駅東口から北秋津方面へ
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北秋津小学校へ向かうにはまず所沢駅東口に出ます。ロータリーにはシンボルの大きなクスノキがあります。周辺を歩きはじめると東口界隈は西口と違ってオフィス街の雰囲気が漂います。 |
<クスノキとオフィス街> |
駅近くには所沢中央病院があり市民の医療に貢献しています。診療科は内科、外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、眼科、麻酔科、健康診断、特殊外来があります。交通事故などの救急病院としても頼りにされています。 |
<所沢中央病院> |
所沢駅東口入口交差点にはファミリーレストランCOCO’S所沢中央店があります。なぜかジモトの人々はここで待ち合せたり、お茶したりします。古くから馴染まれている「街のランドマーク」になっているようです。 |
<ココス所沢中央店> |
24時間営業フィットネスジムの横を斜めに入ってしばらく歩くと閑静な住宅街。この道からはめざす北秋津小学校の校舎が見えます。 |
<フィットネスジム> |
北秋津小学校
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正式名称は所沢市立北秋津小学校です。学校教育目標は「学び合う子 やさしく かしこく たくましく」とのこと。北秋津小学校も広々とした明るい教育環境です。 |
<北秋津小学校 校舎> |
<北秋津小学校 正門> |
<体育館> |
北秋津小学校の敷地内には「北秋津児童クラブ」が設置されています。これは保護者が運営する学童保育施設で、子どもたちが元気に育つようサポートしています。放課後はもちろんのこと四季折々の行事なども活発に行われています。 |
<子どもたちの居場所づくり> |
北秋津小学校に隣接しているのが2024年に新しく生まれた地域密着型商業施設SoCoLa所沢です。日々の暮らしを支える身の丈サイズのショッピングモールといえるでしょう。駐車場が広くて遠方からの自動車ユーザーも便利です。 |
<複合施設 SoCoLa所沢> |
南小学校と北秋津小学校まとめ
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さらに発展しつつある所沢駅をキーステーションとする小学校区。それが南小学校と北秋津小学校であることは明らかです。南小学校は主要幹線道路の東京所沢線に近く、沿道の商店や飲食店の利用に便利です。そして住宅街に入ると落ち着いた住まいや豊かな自然に包まれています。近くの南陵中学校の遺構は史跡に指定されています。
また北秋津小学校は明るく広々とした教育環境にあり、隣接地でショッピングモールの充実が進み、地域のモチベーションが上がりはじめています。以上二つの学区は「所沢駅の徒歩圏」という利点を生かしつつ、元気な子どもたちが育つ土壌をかたちづくっています。今後の成長に期待したいと思います。
取材・執筆・撮影/イワタハルユキ
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※アイコンをクリックすると詳細が表示されます。 1.所沢駅 2.西武所沢S.C 3.エミテラス所沢 4.パン紡樹 5.みかみこどもクリニック 6.南小学校 7.南陵中学校 8.斉藤耳鼻咽喉科クリニック 9.武蔵野銀行 10.くすのきホール周辺 11.所沢中央病院 12.ココス所沢中央 13.スマートフィット100 14.北秋津小学校 15.SoCoLa所沢
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■地域情報|ジモト発見ライターが駅周辺を街歩き『ラビング散歩』