その小学校のまわりはどんな感じ?ラビング散歩「所沢市の小学校区」編⑨  林小学校と三ヶ島小学校の周辺を歩いてみました

ラビング散歩学校 林小学校と三ヶ島小学校の周辺を歩く

岩田さん

今回は小学校の学区編として所沢市立林小学校と所沢市立三ヶ島小学校の周辺を取り上げたいと思います。両校とも西武池袋線狭山ヶ丘駅がいちばん近い駅です。とはいってもそこそこ距離があるので気合を入れて歩く必要があります。

踏破ルートは狭山ヶ丘駅西口から和ヶ原商店街を抜けて三ヶ島文教通り沿いの林小学校、そこから国道463号バイパスと県道223号を経由して三ヶ島小学校をめざします。三ヶ島小学校の近辺では「となりのトトロ」で人気のクロスケの家や、まだ土だけの「所沢ひまわり畑」にも立ち寄ることにしました。 

狭山ヶ丘駅西口<狭山ヶ丘駅西口> 無人駅になった狭山ヶ丘駅<無人駅になった狭山ヶ丘駅>
 西武鉄道は着々と駅の無人化を進めています。狭山ヶ丘駅も令和7年(2025)4月1日より遠隔対応駅となり、利用者は他の駅で待機する駅員とインターホンで連絡を取る形になりました。利便性や安全性に疑問符が付きますが現在のところ特に問題は起きていないようです。
市民の貴重な足「ところワゴン」が走る<市民の貴重な足「ところワゴン」が走る>

現在、狭山ヶ丘駅西口には市民の身近な足として「ところワゴン」が運行しています。ところワゴンは「若狭・三ヶ島ルート」や「林・糀谷ルート」で循環する路線です。また反対側の狭山ヶ丘駅東口には「ところバス」も運行しています。こちらは「新所沢・狭山ヶ丘コース」として新所沢駅、小手指駅、航空公園駅などを巡ります。

狭山ヶ丘駅西口には知る人ぞ知るセンスのよい文房具店があります。文房具を売るだけでなく印刷や加工も取り扱っていて、ビジネスマンや学生に好評を得ています。もちろん小学生も文房具の買物などに利用しています。

人気の文房具店<人気の文房具店>

狭山ヶ丘では駅を中心として住宅街が広がっています。通勤・通学・買物の際には自転車が必需品になります。リーズナブルな駐輪場が用意されているのは感謝です。最大料金が12時間100円、24時間150円であれば気軽に利用できます。

駅近の駐輪場<駅近の駐輪場>

ゆたかな自然にかこまれているというわけではありませんが、駅に近い住宅街にある保育園の利便性は抜群です。

駅近の便利な保育園<駅近の便利な保育園>

狭山ヶ丘駅西口のコンビニエンスストアを背にして和ヶ原商店街に歩を進めます。まっすぐな1本道を直進すれば今回の目的地である林小学校に着くはず。それまでは和ヶ原商店街を眺めて歩きます。かつていろいろな商店が集まって賑わっていた商店街ですが最近は周辺の高齢化が進み、落ち着いた雰囲気になりました。しかし新規開店するお店もあるので今後が期待できます。

地域密着のスーパーマーケット<地域密着のスーパーマーケット> 人気の和菓子店<人気の和菓子店> 新規開店の飲食店<新規開店の飲食店>

さて恒例のコインパーキング料金比較です。和ヶ原では24時間最大600円の駐車場がありました。これなら妥当な線ではないでしょうか。

コインパーキング<コインパーキング>
 和ヶ原商店街を通り抜けて国道463号バイパスまでやってきました。ここは「所商通り入口」という交差点です。後で出てきますが所商というのは所沢商業高校の略です。国道463号を過ぎると賑やかな商店街は閑静な住宅街になります。しばらく歩くと所沢市立林小学校に到着します。
国道463号を過ぎると静かな住宅街<国道463号を過ぎると静かな住宅街>
 
 

ラビング散歩学校 所沢市立林小学校

林小学校は和ヶ原エリアを学区とする公立小学校です。学校のグランドデザインは「子ども達が自分の夢を実現できるように」というもの。学校教育目標は「進んで学ぶ子ども(知) 思いやりのある子ども(徳) たくましい子ども(体)」とのことです。

【目指す学校像】
保護者が通わせたい、子どもが通いたい、地域の誇り林小学校

【目指す児童像】
主体的に「学び」ができる「林っ子」

 林小学校の敷地内や周囲には樹木が生い茂り、自然の心地よさに包まれています。校舎と校庭は南向きで陽当たりがよく、明るい環境。子どもたちは広い校庭で思い切り遊んでいます。

林小学校 正門<林小学校 正門> 校舎も校庭も日当たり抜群<校舎も校庭も日当たり抜群>
体育館<体育館> 門前にAED完備<門前にAED完備>
 
 

ラビング散歩学校 林小学校区から三ヶ島小学校区をめざす

林小学校の近くには「トコショー」と呼ばれて親しまれる埼玉県立所沢商業高等学校があります。

埼玉県立所沢商業高等学校<埼玉県立所沢商業高等学校>

 林小学校を拝見してトコショーの横を歩いたら、コンビニエンスストアで水分補給。国道463号バイパスに向かって歩くとお店が点在しています。

国道463号に近いコンビニエンスストア<国道463号に近いコンビニエンスストア> 個性的なお店を発見<個性的なお店を発見> 和ヶ原2丁目交差点<和ヶ原2丁目交差点>

国道463号に出て所沢方面にひたすら歩くと、いつも元気な中華料理店があるので、その先の県道223号を右に曲がります。そうすると和食料理店やコンビニエンスストアがあります。ここからひたすら三ヶ島方面をめざします。

24時間営業の中華料理店<24時間営業の中華料理店> 県道223号沿いの和食店<県道223号沿いの和食店>

三ヶ島小学校に向かう途中に社会福祉法人が運営する子育て支援センターがありました。このあたりに来ると高い建物がないので明るくさわやかな環境になります。教育や福祉の施設にピッタリの印象です。

こども園<こども園> 広々としたコンビニエンスストア<広々としたコンビニエンスストア>

三ヶ島小学校に着く前に三ヶ島中学校があります。これも所沢市の学校です。

所沢市立三ヶ島中学校<所沢市立三ヶ島中学校>

正門前には「三ヶ島中学校前」という交差点があり、しばらく北に歩くと市民が利用できる所沢市の複合施設があります。ここに入っている施設は次のとおりです。
・所沢市三ヶ島まちづくりセンター
・所沢市立三ヶ島公民館
・所沢市立三ヶ島地区体育館

所沢市の複合施設遠景<所沢市の複合施設遠景> 三ヶ島地区の複合施設あり<三ヶ島地区の複合施設あり> 三ヶ島には広大な茶畑が広がる<三ヶ島には広大な茶畑が広がる>
 
 

ラビング散歩学校 所沢市立三ヶ島小学校

三ヶ島小学校はその名のとおり三ヶ島エリアを学区とする公立小学校です。長い歴史を持つ学校で開校は明治35年(1902)4月のこと。それ以来、当地の児童教育に力を注いできました。現在の学校教育目標は「みんなやさしく かがやいて じょうぶな体 まじめな子」というもの。文中の頭文字に「み、か、じ、ま」を置いています。

【目指す学校像】
子どもたちが通いたい学校
保護者が通わせたい学校
地域と共に歩む学校
教職員が勤めてよかったと思える学校

 

経営方針】
(1)  児童とのふれあいを大切にし、積極的な生徒指導を展開する。

(2)「授業で勝負」を合言葉に確かな学力を育成するための授業を推進するとともに、教員の指導力向上を図る。

(3)  教職員の協働体制を確立し、家庭・地域との連携を深める。

三ヶ島小学校はまさに「三ヶ島文教通り」に面した勉学の要衝にあります。そして学校、家庭、地域が連携して児童の育成に取り組んでいます。環境的にも茶畑、雑木林、清流に恵まれた心やすらぐ自然の宝庫です。

三ヶ島小学校 正門<三ヶ島小学校 正門> 裏門<裏門> 学校の横を歩いて次の目的地へ<学校の横を歩いて次の目的地へ>
 
 

ラビング散歩学校 クロスケの家

三ヶ島小学校の正門前からスマホのマップで検索したところ、近いところにクロスケの家があることに気づきました。なだらかな勾配が続く田園風景のなか、小さな清流を2本越えて樹々の間を歩きました。しばらく探すと古民家が見えてきました。そこがクロスケの家でした。

クロスケの家<クロスケの家>

クロスケの家は狭山丘陵の自然を守る「トトロのふるさと基金」の活動拠点です。ここでは明治時代に建築された古民家を見ることができます。みなさんご存知と思いますがアニメの「となりのトトロ」に登場するクロスケに出会えるかもしれません。見学には予約が必要ということですので詳しくは公式ホームページでご確認ください。
https://www.totoro.or.jp/kurosuke/

クロスケの家のすぐ前にお茶農家が経営する「茶房 和朋庵」が営業していました。歩き疲れた人には休憩のチャンスです。
バス停留所を模した茶房案内板とベンチ<バス停留所を模した茶房案内板とベンチ>
 
 

ラビング散歩学校 林小所沢ひまわり畑

次はクロスケの家を背にして狭山ヶ丘駅方面へ歩きます。このあたりもなだらかな起伏のある地形でほとんどが畑になっています。所沢ひまわりようちえんを目安に歩いて行くと広大な農地がありました。夏になるとこのあたりは一面のひまわり畑になります。最近は有名な観光スポットになってメディアにもよく紹介されています。この文を書いているのは5月なのでまだ芽も出ていない畑ですが、夏にはひまわりの花で埋め尽くされます。「咲いたひまわりを見ると元気をもらえる」という声もあります。みなさまも開花の時期になったら訪れてみてはいかがでしょうか。

夏は花が咲き誇るひまわり畑<夏は花が咲き誇るひまわり畑>
 
 

ラビング散歩学校 林小学校と三ヶ島小学校まとめ

西武池袋線狭山ヶ丘駅から和ヶ原商店街、国道463号バイパス、三ヶ島文教通り、県道223号などを歩いて楽しめる学区です。いろいろなお店が集まっている和ヶ原商店街や各地に点在するコンビニエンスストアがあるので買物には便利。特に林小学校のある和ヶ原地区は週末など家族連れで賑わっています。一方の三ヶ島地区はお茶や野菜の畑があるなど田園風景が広がり、ところどころで見掛ける大樹や雑木林が自然の素晴らしさを感じさせます。いずれの学校も子どもたちの良い居場所になっていて、元気に遊んでいる姿が見られました。三ヶ島から狭山ヶ丘駅に向かう道は多少遠回りをすることになりますがクロスケの家(外観)やひまわり畑(夏)を眺められます。自然の素晴らしさを満喫できる地域です。

 

取材・文・写真 ジモト発見ライター イワタハルユキ


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1.狭山ヶ丘駅西口 2.ステーショナリーユアーズ 3.なないろ保育園 4.TAIRAYA 5.菓心かめだや 6.林小学校 
7.所沢商業高等学校 8.コロッケ番長  9.南京亭 10.なかよしこども園 11.三ヶ島中学校 
12.所沢三ヶ島まちづくりセンター 13.三ヶ島小学校 14.クロスケの家 

■地域情報|ジモト発見ライターが駅周辺を街歩き『ラビング散歩』

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