住まいや暮らしのコラム
夏もいよいよ真っ盛り。猛暑日には熱中症を警戒しましょう。
~必ず知っておきたい『熱中症』の心構え~
「暑いですね!」
と、あいさつしながら過ごす日々が続いています。
ここ連日は軒並み30度越え。ただ暑いだけならよいのですが、だるくなったり、気持ちが悪くなったり、体調不良を引き起こすこともあります。
そう、夏は熱中症になりやすいシーズン。熱中症を予防するためには、まず熱中症をよく知ること。そして、なってしまった場合の対処法を知っておくと安心です。
熱中症の救急処置を覚えておこう
これらの熱中症の症状に対し、適切な判断で救急処置を行えるようにしておくと安心です。
熱失神と熱疲労の場合
□涼しい場所に移動する
□衣服をゆるめる
□横になる
□水分を補給する
□手足を先から根元へ向けてマッサージする
□症状が重い場合は病院で点滴をする
熱けいれんの場合
□生理食塩水(0.9%)を飲む(市販のスポーツドリンクでも可)
□安静にしてしばらく休む
熱射病の場合
□救急車を呼び病院へ
□救急車を待つ間はカラダを冷やす(水を掛ける、濡れタオルをあてる、氷やアイスパックを首、わきの下、脚の付け根など太い血管のある部分にあてるとよい)
熱中症を予防しよう
では、日常生活のなかで、熱中症になるのを予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
まず、風通しのよい服を着ることが重要です。肌と衣服が密着せず、空間が保てるとなおよいでしょう。カラダの熱を発散させ、水分を蒸発させるのに役立ちます。
次に、暑い日はこまめに水分を取るようにし、外で活動する場合は休憩を多めに取るようにします。サッカーの試合を例にとると、試合前に250~500ml、試合中に500~1000mlのスポーツドリンクを、何回かに分けて飲むとよいとされています。
暑さで食欲がないからといって、食事をおろそかにするのも良くありません。
タンパク質やビタミンをしっかり採って、カラダの機能や抵抗力を充分に養いましょう。暑いときは塩分を少し多めに採るのもいいでしょう。気温が30度を超えたら熱中症を警戒し、35度になったら炎天下の作業などは中止するようにしましょう。
また近年は、室内にいて熱中症にかかる人も多いので扇風機やエアコン利用し、室温を適度に下げましょう。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。 また、自分のいる環境の気温や湿度をいつも気にしましょう。屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しを良くすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。 |
人間のカラダは日数を経ると暑さに適応する能力を持っています。普段からじっくりと汗をかくような運動をしていると、暑さにも強くなります。しかし、涼しい日から急に猛暑日になったりすると、カラダがついていけず、不調になりがち。そんな日は特に要注意です。
すべての健康法の基本ですが、適度な運動と、適度な休息が熱中症にならないカラダづくりのポイントです。そして栄養のバランスと水分補給。これで暑い夏を乗り切りましょう!