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初めての家購入:知っておくべき基本ステップと注意点

2025/06/08(日) 不動産について広報課

 

初めての家購入:知っておくべき基本ステップと注意点

「いつかはマイホームが欲しい!」そう考えている方は多いのではないでしょうか?
でも、何から始めればいいのか、初めてだと不安ですよね。日本の家購入はプロセスが複雑で、知らないと損するポイントもたくさんあります。

この記事では、初めて家を購入する方のために、購入プロセスの基本から、知っておくべき注意点、そして日本の住宅ローンの基礎知識まで、わかりやすく解説します。これを読めば、自信を持って家購入の第一歩を踏み出せるはずです!

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1. 家購入のロードマップ:基本ステップ

日本の家購入プロセスは、大きく次の5つのステップに分かれます。順番に進めれば、迷わず夢のマイホームに近づけますよ。

ステップ1:予算の設定と資金計画

まず、「いくらなら買えるか」を明確にしましょう。

  • 自己資金の確認: 頭金以外に、物件価格の約5〜10%諸費用(登記費用、仲介手数料、税金など)がかかります。これらも考慮し、無理のない自己資金を準備しましょう。
  • 住宅ローンの試算: 銀行のシミュレーションを活用し、年収の5〜7倍を目安に借入額を検討します。月々の返済が生活を圧迫しないよう、返済負担率は年収の25〜30%以内が理想です。

ステップ2:信頼できる不動産会社を選ぶ

あなたの家探しの重要なパートナーとなる不動産会社は、慎重に選びましょう。

  • 比較検討: 複数の不動産会社に相談し、実績や評判、担当者の対応力を見極めましょう。「東京都知事(3)第〇号」のような宅建業免許があるかどうかも確認ポイントです。
  • 注意点: 希望と異なる物件を押し付けたり、しつこい営業をする会社は避けましょう。

ステップ3:物件を探す

希望条件(エリア、間取り、予算など)を整理したら、物件探しスタートです!

  • 情報収集: SUUMOやHOME'Sなどの不動産ポータルサイトを活用するほか、不動産会社から非公開物件を紹介してもらうことも有効です。
  • 現地見学のポイント: 写真だけでは分からない情報が多いので、必ず現地に足を運びましょう。日当たり、騒音、周辺環境(スーパー、学校、駅からの距離など)、災害リスク(ハザードマップで確認)などを入念にチェックしてください。

ステップ4:住宅ローンの事前審査

購入したい物件が見つかったら、金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込みます。これは、銀行が「あなたにいくらまで貸せるか」「融資可能か」を判断する重要なステップです。

  • 必要書類: 身分証明書、収入証明(源泉徴収票など)、物件資料などが必要です。
  • メリット: 事前審査に通ることで、購入の可能性が高まり、売主側にも信頼感を与えられます。

ステップ5:契約と引き渡し

いよいよ最終段階です。

  • 重要事項説明: 宅地建物取引士から、物件に関する重要な情報の説明を受けます。内容をしっかり理解し、不明点は必ず質問しましょう。
  • 売買契約の締結: 重要事項説明に納得したら、売主と契約を結び、手付金を支払います。
  • 引き渡し: その後、住宅ローンの本審査・実行を経て、物件の鍵が渡され、引き渡し(入居)となります。
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2. 初心者が陥りがちなミスと回避方法

初めての家購入では、見落としがちなポイントや判断ミスをしてしまうことがあります。以下の点に注意し、賢く回避しましょう。

  • 予算オーバー: モデルルームや営業トークに流されず、事前に決めた予算を厳守しましょう。無理のない返済計画が何よりも大切です。
  • 周辺環境の確認不足: 物件の内装だけでなく、昼夜や平日・休日で周辺を訪れ、騒音や交通量、利便性などを確認しましょう。ハザードマップでの災害リスク確認も忘れずに。
  • 諸費用の見落とし: 物件価格以外にかかる諸費用(約5〜10%)を予算に組み込んでおきましょう。事前に不動産会社に概算を確認するのが確実です。
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3. 日本の住宅ローンの基礎知識

日本の住宅ローンは種類が多く、初心者には複雑に感じられるかもしれません。基本的な知識を押さえて、自分に合ったローンを選びましょう。

ローンの種類

主な金利タイプは以下の3つです。

  • 変動金利:
    • 特徴: 金利が市場に連動して変動します。2025年現在、低金利ですが、将来金利が上昇するリスクも考慮が必要です。
    • 向いている人: 金利変動リスクを許容でき、低金利メリットを活かしたい方。
  • 固定金利:
    • 特徴: 借り入れから完済まで金利と返済額が一定です。フラット35などが代表的です。
    • 向いている人: 将来の返済額を確定させたい方、金利変動リスクを避けたい方。
  • 固定期間選択型:
    • 特徴: 最初は一定期間(3年、5年、10年など)金利が固定され、その後、変動か再固定かを選びます。
    • 向いている人: 短期的に返済額を抑えつつ、将来の金利動向も視野に入れたい方。

選び方のコツ: 家計に安定を求めるなら固定金利返済額を抑えたいなら変動金利が選択肢になります。金融機関の担当者やFPに相談し、ご自身の状況に合ったタイプを選びましょう。

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)

日本では、住宅ローンを利用して家を購入すると、「住宅ローン控除」という税金が還付される制度があります(現在の制度は2025年まで適用)。

  • 仕組み: 年末のローン残高の一定割合(原則0.7%)が、所得税や住民税から最大13年間控除されます。
  • 対象: 新築住宅や省エネ基準を満たす住宅などが対象です。詳細は国税庁のウェブサイトで確認しましょう。

団体信用生命保険(団信)

日本の住宅ローンの多くは、団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。

  • 仕組み: 契約者が死亡や高度障害状態になった場合に、保険金で残りの住宅ローンが完済されるため、残された家族に負担がかかりません。
  • 注意点: 健康状態によっては加入できない場合もあります。
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4. 初めての家購入を成功させるために

家購入は人生の一大事ですが、しっかりと準備をすれば決して怖くありません。以下の行動から始めてみましょう。

  • 家計を見直して貯蓄計画を立てる。
  • 不動産ポータルサイトで希望エリアの相場をリサーチする。
  • 銀行で住宅ローンの無料相談を予約する。

わからないことや不安なことがあれば、不動産会社や金融機関の専門家、ファイナンシャルプランナーなどに積極的に質問しましょう。準備を重ねて、理想のマイホームを手に入れてください!

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