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【2025年】マイホーム購入は待つべき?住宅ジャーナリストが読み解く、住宅市場のこれから(ニュース記事より)

 

【2025年】マイホーム購入は待つべき?住宅ジャーナリストが読み解く、住宅市場のこれから

こんにちは。
今回は、私がちょっと気になった住宅ジャーナリスト・山下和之氏による「2025年の住宅市場予測」に関する記事(Yahoo!ニュース掲載)を参考に、これから家を購入したいと考えている方に向けて、今の住宅市場の動向と今後の見通しを簡単にご紹介したいと思います。
マイホーム購入を検討するうえで、2025年は「待つべきか、それとも動くべきか」を見極めることが非常に重要なタイミングとなりそうです。


今、住宅購入が厳しくなっている「2つの理由」

現在の住宅市場は、購入希望者にとってやや厳しい状況となっています。大きな要因は以下の2つです。

1. 住宅ローン金利の上昇

長らく続いていた超低金利の時代が終わり、住宅ローンの金利が上昇に転じています。とくに多くの方が利用している変動金利も上がり始めており、返済額への影響が避けられません。

〈シミュレーション 金利0.5%→1.0%になった場合の差額:5,000万円・35年ローンの場合〉

金利 0.5% 月々の返済額 約12万9,000円 差額 無し
金利 1.0% 月々の返済額 約14万1,000円 差額 +約1.2万円/月


金利がわずかに上がるだけでも、家計への負担は無視できません。その結果、借入可能額が下がり、「手が届くはずだった物件が買えなくなる」ことも起こり得ます。

2. 建築費と物件価格の高騰

資材価格の上昇、職人不足による人件費の高騰、そして土地の取得費の上昇が重なり、新築物件の価格が全体的に高騰しています。
この流れは中古住宅にも波及し、今や物件価格の上昇が市場全体に広がっています。
当然ながら、購入に必要な借入額も増え、資金計画が厳しくなる家庭も多くなるでしょう。


2025年、供給は「二極化」が進む?

「価格が上がるなら、需要が落ちて価格も下がるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし実際には、住宅の供給側においてはエリアと価格帯による“二極化”が進む兆しがあります。

【供給が減少】郊外・手頃な価格帯の物件

住宅価格が上がると、郊外エリアの購入検討層は購入を断念せざるを得なくなることが多く、デベロッパーは採算が取れず、供給を絞る傾向があります。
その結果、リーズナブルな価格帯の物件は減少し、選択肢が狭まってしまう懸念があります。

【供給が増加】都心・駅近の高額物件

一方、都心部の駅近エリアでは、資産価値を重視する富裕層を中心に需要が安定しており、多少の価格上昇でも購入意欲は下がりません。
このため、デベロッパーは都心部での供給をむしろ増やす傾向にあります。
つまり、「誰もが買いやすい価格帯の物件は減少し、一部の高価格帯物件は増加する」という構図になりつつあるのです。


まとめ:2025年、家を買うならどう動くべきか?

2025年の住宅市場は、

  • 金利の上昇 → 月々の返済額が増加
  • 建築費・物件価格の高騰 → 借入額が増加
  • 郊外と都心での供給の二極化 → 希望エリアでの物件が減少

という、三重の難しさを含む局面を迎えようとしています。

この「ダブルパンチ」「トリプルパンチ」とも言える状況に対して、次のような判断が求められるでしょう。

  • 今のうちに早めに購入を決断する
  • 市況が落ち着くのを待ち、慎重に様子を見る

どちらが正解というわけではありません。大切なのは、ご自身やご家族のライフプランや資金計画に照らして納得できる選択をすることです。


ご相談はこちらから

マイホーム購入は人生において大きな決断です。
情報収集だけではなく、信頼できる専門家と一緒に考えることで、より納得のいく選択ができるはずです。
当社では、お客様一人ひとりの状況に合わせた資金計画や住まい選びのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

 

出典について
本記事は、住宅ジャーナリスト・山下和之氏による記事「【2025年の住宅市場予測】金利上昇・建築費高騰でマンション供給はどう変わる?」(Yahoo!ニュース掲載)を参考に、独自に要約・再構成したものです。
事実情報の正確性に留意しつつ、自社の視点から補足・解説を行っております。

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本記事では、信頼できる第三者の公開情報をもとに、住宅購入を検討される方にとって有益な情報提供を目的としています。
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