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広報課 竹田 自己紹介へ

物件紹介コンテンツの画像や動画等についてツラツラと語ってみました

広報のタケダです。
今回は、物件紹介のコンテンツに使用する画像について。 物件の様子をお客様に伝える手段としては、WEB上のコンテンツや紙のチラシなど様々な方法がありますが、ここでは物件のイメージを伝える手段として最も多く使用されている画像や動画などのビジュアルについてお話しします。素材としては、大きく分けて静止画と動画があります。また、不動産物件紹介に使用する部位としては、大きく分けて外観と内観の2つに分けられます。

建物の進捗に応じて使用する素材も変わります
ここでは、弊社の売主物件である建売住宅について触れたいと思います。
まず、物件の販売が開始されると、建築確認が取れ次第、広告を開始します。当然、この時点では建築前であり、建物はまだ形がありません。広告の素材としては、建築確認の申請時の図面(平面図・立面図)やCADから作成したパースのイメージ画像などが挙げられます。建物が完成するまでの間は、外観や内観のパース画像、平面図を基にクリーンアップした間取り図、配置図などを用いて、建物のイメージをお客様に訴求していきます。
間取図<間取図>

外観イメージパース<外観イメージパース>

内観イメージパース<内観イメージパース>

そして建物が完成したら、実物の撮影が行われます。イラストやCGなどのイメージから、実物を撮影した素材に切り替えることで、より臨場感のあるものを用いて、お客様に物件の魅力を訴求できるわけです。

静止画は画角によって大きく2種類に分けられます
画像は、主に静止画と動画に分類されます。
静止画とは、一般的にデジタルカメラで撮影されたものを指します。不動産物件の撮影においては、できるだけ広い範囲を一枚の画像に収めるために、視野の広い広角レンズを使用して撮影されます。
広角レンズ使用の室内画像広角レンズは「近くの物が大きく」、「遠くのものが小さく」見える効果があり、実際よりも広く見えることがあります。たとえば、上の画像では奥にあるシステムキッチンがかなり小さく見えています。したがって室内の広さについては、実際に物件を内覧して確認することをお勧めします。

また、静止画には、全天球の360°の視野を持つ特殊カメラで撮影された画像もあります。弊社では「RICOH THETA」を使用して撮影した360°パノラマ画像を活用しています。これにより、通常の画像では見ることができにくい部屋のさまざまな場所を確認できるため、より臨場感のあるコンテンツを提供できます。お客様は任意のアングルで視点を変えることができ、また、自動的に回転して周囲を一周する機能もあります。弊社で使用しているものは、初期の設定ではゆっくりと回転するようになっています。
パノラマ画像「RICOH THETA」を使用して撮影した360°パノラマ画像は、360°の画角を一面に引き伸ばしたようになりますが、専用のプレーヤーに読み込めせる事によって臨場感のある360°のパノラマ画像に変換されます。変換されたプレーヤーではマウスで任意の視点で室内を見ることができます。


ハードルが下がってきた動画コンテンツ

スマートフォンの普及やYouTubeなどの動画プラットフォームが身近になったことで、不動産広告における動画コンテンツの使用が増えています。 静止画をスライドショーのように並べた簡易的なものから、カメラを持って建物内を歩き回り魅力を伝えるルームツアーや、演者が物件の説明をするレポート形式の動画まで、様々な形式が登場しています。

<ルームツアー形式の動画>

<演者が物件の紹介をする形式の動画>

完成した動画をYouTubeにアップロードし、自社のホームページに埋め込むことで、物件の詳細情報を充実させることが可能です。 また、2分程度の動画であれば、X(旧Twitter)などのSNSに投稿することもでき、より多くの人に視聴してもらう機会を増やすことができます。

画像加工に関して
一度、静止画に話を戻したいと思います。360°パノラマ画像や動画などが登場していますが、基本としては従来の馴染み深い静止画が主流です。歪みが少なく、画質が綺麗であることは、広告効果を高める上で非常に魅力的です。建売住宅の場合、建物が完成した際には外観や内観の画像を撮影します。販売中の物件は無人であり、家具や小物がない空の状態が一般的です。私たちは、購入を検討している方々に、できるだけリアルな暮らしのイメージを持っていただきたいと考えています。実際の家具をレンタル業者から手配することも可能ですが、異なるスタイルの家具を複数用意することは非常に手間がかかります。そのため、実際の画像にCGで作成した家具を合成する手法を採用しました。

室内画像<室内画像 オリジナル>

室内画像 家具合成<室内画像 家具合成>

インテリアコーディネーターから指示されたインテリアのテイストに基づき、専門業者にオーダーしました。この物件では、カジュアルなテイストのインテリアを想定し、画像を作成しました。私たちが考えるお客様のイメージに適したインテリアを表現できています。さらに、下記の画像は、先の物件よりも年齢層が高めのお客様を想定しており、よりシックな色合いのインテリア画像を作成しました。

室内画像 オリジナル<室内画像 オリジナル>

室内画像 家具合成<室内画像 家具合成>

前記の本物の家具を配置することには確かに利点がありますが、搬入搬出時の傷や汚れのリスク管理、および隅々まで確認したいというお客様の要求に完全に応えることは難しい面がありました。しかしこの家具合成の場合は、当然お客様を実際に案内した際には家具等はありませんから、部屋そのものを見せることができます。また、画面上で仮想のインテリア空間を提案することは、暮らしのイメージを伝える上で非常に効果的です。これはまさに一石二鳥の方法であり、現時点での最善の選択だと考えています。

そういうわけで締めの文章を
不動産広告における画像は非常に重要であり、ビジュアルの印象が物件のイメージに直結すると感じています。そのため、物件の魅力をより良く伝えるためには、日々の努力と精進が不可欠です。今回は普段当たり前のように見ている画像や動画について、制作側のスタッフの一人としてツラツラと語ってみた次第です。
それではまたお会いしましょう♪

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