ジモト発見ライターが駅周辺を街歩き ラビング散歩「萩山」駅編

ラビング散歩 落ち着いた住宅街の静かな暮らしと
若い世代の息吹を感じる萩山駅周辺

イワタハルユキ

萩山駅(はぎやまえき)は西武鉄道多摩湖線と拝島線の駅です。東京都東村山市萩山町に立地しますが小平市小川東町との境界に隣接しています。駅番号は多摩湖線がST04、拝島線がSS30です。開業は昭和3年(1928)4月で多摩湖鉄道(当時)の駅として誕生しました。

昭和33年(1958)に現在地に移転、昭和42年(1967)に橋上駅舎となりました。この駅にはかつて「拝島・多摩湖行き」という電車があり、連結作業(増結・解結)を見ることができましたが、平成25年(2013)のダイヤ改正により廃止されました。

現在は多摩湖線(国分寺方面/多摩湖方面)と拝島線(小平・西武新宿方面/拝島方面)が運行しています。萩山駅の周囲は静かな住宅街で落ち着いた雰囲気ですが、最近は若い世代がマンションや戸建てに住み始めるなどの変化が感じられます。今回はその萩山駅周辺を歩いてみました。

<西武多摩湖線>

<西武多摩湖線>

<萩山駅改札と自販機>

<萩山駅改札と自販機>

萩山駅の特徴は改札の内外に自動販売機が充実していることです。以前は売店が営業していましたが、2018年6月に廃止され、その後は無人店舗となりました。経営効率を少しでも高めようとする西武鉄道の姿勢が感じられます。

萩山駅南口には小さなロータリーと駅前広場があります。ここにはスーパーあまいけ萩山駅前店が営業していて、地域住民の日々の消費を支えています。クルマの場合はロータリーから乗り入れるコインパーキングがあり、500円以上の買物で駐車60分無料サービス券がもらえます。

<萩山駅南口>
<萩山駅南口>
<萩山駅南口広場>
<萩山駅南口広場>
<スーパーあまいけ>
<スーパーあまいけ>

南口ロータリーに接しているのが東京街道(江戸街道)でこの道路は田無方面と東大和方面を結ぶ地元の幹線道路です。所によっては幅員のせまい部分もありますが、交通量は多く、それだけ便利な道路だと言えるでしょう。

<東京街道>
<東京街道>

お菓子の家みたいな建物が目に入ったので前まで行ってみると大きな保育園でした。学校法人東京丸山学園 萩山まるやま保育園と看板が出ていました。

<萩山まるやま保育園>
<萩山まるやま保育園>

ラビング散歩 小平元気村おがわ東

萩山まるやま保育園の向かいに小平元気村という標識が出ていたので、一体何だろうかと足を向けてみました。どうやらいろいろな団体が入居している小平市の複合施設のようなもののようです。ここにある貸出施設と団体名を全部拾ってみました。

【貸出施設】

会議室(第一会議室・第二会議室)、多目的ホール、屋外広場、屋内広場など。

原則として有料ですが目的によっては免除される場合があるそうです。

【入居団体】

・小平市民活動支援センター あすぴあ

・小平市子ども家庭支援センター

・小平市ファミリー・サポート・センター

・小平市男女共同参画センター ひらく

・小平市教育支援室 あゆみ教室

・障害者支援施設 おだまき

・社会福祉法人ときわ会

・地域生活支援センター あさやけ

・公益社団法人 小平市シルバー人材センター

 

地域にこのような施設があるのは心強いことではないでしょうか。その名のとおり元気になれそうです。

<小平元気村おがわ東の正面>
<小平元気村おがわ東の正面>
<多様な団体が入居している>
<多様な団体が入居している>

小平元気村の隣にある「れんげ萩山保育園」は、社会福祉法人蓮花苑が運営しています。小平市と東村山市の子どもたちが対象だそうです。

<れんげ萩山保育園>
<れんげ萩山保育園>

れんげ保育園を過ぎて萩山団地のなかを歩いて行くと小平市営萩山公園グラウンドの裏手に出ます。グラウンドの裏は地元で裏道のように使われているらしく意外と歩行者が多いので驚きました。萩山グラウンドの隣には萩山公園プールがありますが、現在は老朽化などの問題があって閉鎖されているそうです。

萩山公園グラウンド
<萩山公園グラウンド>
<駅方面と住宅街を結ぶ裏道>
<駅方面と住宅街を結ぶ裏道>

緑の豊かな道を歩いていると、いつの間にか国立精神・神経医療研究センターの敷地に入りました。ここには研究機関としてトランスレーショナル・メディカルセンター、メディカル・ゲノムセンター、脳病態統合イメージングセンター、認知行動療法センターがあります。また医療機関としてNCNP病院(脳と心の病に対応)の役割を果たしています。日本を代表する精神と神経のナショナルセンターが萩山にあることは誇りに思ってよいのではないでしょうか。

<国立精神・神経医療研究センター>

<国立精神・神経医療研究センター>

更に歩くと国際パティシエ調理師専門学校が見えてきます。その向かいにはスーパーたいらやがあります。ここまで来ると萩山駅というよりは隣の青梅街道駅が近くなるので、そろそろ萩山駅方面に戻ることにしましょう。
<国際パティシエ調理師専門学校>
<国際パティシエ調理師専門学校>
 萩山駅に戻って次は北口周辺を歩いてみることにします。階段を降りて北口を出ると目の前には南口より更に小さな広場があります。ロータリーと呼べるほどの規模もないのでクルマもほとんど入ってきません。ときおり宅配業者が配達に来るくらいのイメージです。しかしその静けさは捨てがたいものがあります。ある意味、萩山らしさを感じさせます。
<萩山駅北口>
<萩山駅北口>
<萩山駅北口広場>
<萩山駅北口広場>
広場を渡るとそこには多摩湖自転車歩行者道が走っていて、目の前に萩山駅北口駐輪場があります。この駐輪場は東村山市が運営していて有人管理(午前6時30分~午後8時30分)で有料です。使用料金にはこまかい条件があるので現地かホームページで調べることをお奨めします。
<萩山駅北口駐輪場>
<萩山駅北口駐輪場>

では多摩湖方面に歩きます。この多摩湖自転車歩行者道は今までラビング散歩に何度か登場しています。多摩湖駅、武蔵大和駅、八坂駅、小平駅、花小金井駅あたりが記憶に新しいところでしょうか。実は武蔵境浄水場と村山貯水池を結ぶ水道管が地下に埋まっていて、東京の貴重な水路であること、その上に歩行者と自転車の専用道路を作り、東京で一番長い直線道路ができたことなどを知っておいてほしいと思います。

<多摩湖自転車歩行者道>
<多摩湖自転車歩行者道>
左手に最初の踏切がある交差点を右に曲がります。そこには東村山市が運営する萩山公園があり、武蔵野の雑木林の風情を残しています。
<萩山公園>

<萩山公園>

萩山公園の向かいにあるのが東京都認定民設公園、萩山四季の森公園です。民設公園は集合住宅等の建設に伴って一定規模の敷地を一般に無償で公開するものです。また災害時の避難場所の確保にも有効です。

<萩山 四季の森公園>
<萩山 四季の森公園>

公園から北へ少し歩き、東方向の住宅街に入っていくと、そこには東村山市立萩山小学校があります。この学校は昭和33年(1958)に北多摩郡東村山町八坂小学校萩山分校として開設されて以来、60余年の歴史を持ちます。かつては雑木林のなかにある小学校でしたが、今は住宅街にある小学校です。
<萩山小学校>
<萩山小学校>
萩山小学校のすぐ近くに「汚れなきマリア修道会」が運営する「晃華学園暁星幼稚園」があります。ここでは幼稚園だけでなく地域の必要を満たす預かり保育も実施しているといいます。
<暁星幼稚園>
<暁星幼稚園>

その先をあてもなく歩いて行くと、かつて商店街だった道路が住宅街に姿を変えている雰囲気に包まれました。都市部ではあまり見かけなくなった駐在所(警官居住)が残っているなど少し意外でした。駅に向かって歩くと、いくつか気になる個人商店があり、何軒か外観の写真だけ撮らせていただきました。

<静かな住宅街が広がる>
<静かな住宅街が広がる>
<警官が居住する駐在所>
<警官が居住する駐在所>
<整骨院で体調維持>
<整骨院で体調維持>
<歴史ある鈴木酒店>
<歴史ある鈴木酒店>
<ハンドメイド雑貨店>
<ハンドメイド雑貨店>
<駅前のすし食堂>
<駅前のすし食堂>

ラビング散歩 萩山駅周辺まとめ

萩山駅南口の東京街道から南側は小平市、北側は東村山市という行政的には微妙な立地。それでも静かで落ち着いた住宅街という印象はいずれも共通していました。戸建はもちろんのこと、アパート、マンション、団地が建ち並び、昭和を感じさせる家とモダンな建物が並立しています。かつて東京のベッドタウンとして躍進した多摩地域は建築物や施設が老朽化していますが、だからこそ新しい息吹が見えはじめているような気がします。豊富な幼稚園や保育園、徒歩圏の小・中学校、緑の公園、身の丈の商店。今だから住んでみたい萩山駅周辺でした。

<多摩湖自転車歩行者道の踏切>

<多摩湖自転車歩行者道の踏切>

(取材・文・撮影 イワタハルユキ)

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A:萩山駅南口 B:萩山まるやま保育園 C:れんげ萩山保育園
D:国立精神・神経医療研究センター E:国際パティシエ調理師専門学校 F:萩山駅北口
G:萩山公園 H:暁星幼稚園 I:くらりすハンドメイド雑貨店

 

 

 

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