私たちの家づくり
5年先の未来の家~2030年標準仕様『ZEH水準』の省エネ住宅
2030年にはZEH水準の省エネ住宅が新築の標準になります |
近年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの目標達成のために、家づくりに関してもさまざまな取り組みが行われています。そこで、建築物のエネルギー消費性能の向上を図るために、建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)が制定・改正され、建築物のエネルギー消費性能基準への適合義務が求められることになりました。 |
「今の省エネ住宅」と「ZEH水準の省エネ住宅」の違い |
ZEH(ゼッチ)とは、ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、エネルギー消費量をゼロにすることを目的として建てられた住宅です。省エネ住宅よりも地球環境や人間に快適な暮らしを実現する住宅で、高い断熱性能や高効率な空調システム、省エネ型の設備などを備えています。
|
★断熱等級とは 住宅の断熱性に対する7段階の評価です。断熱等級が高ければ高いほど、夏は涼しく、冬は暖かいというわけです。ZEH水準の省エネ住宅に必要とされる断熱等級6の性能は、平時において室温が13度を下回らないことを示しており、次のような特徴があります。
★一次エネルギー消費等級とは 一次エネルギー消費量等級は住宅が一年間に消費するエネルギー量を表します。この等級は住宅の省エネ基準適合性を判断する指標となっており、省エネ性能の高い住宅を目指す際の基準として用いられます。
|
ZEH水準の省エネ住宅のメリットは? |
1. 経済的なメリット ZEH水準の省エネ住宅なら、エネルギーの使用量を削減でき、日々の光熱費を抑えることができます。また、金銭的にオトクな優遇制度を受けることも可能です。 |
メリット 光熱費の負担の低減 ZEH水準の省エネ住宅では、断熱性能の強化と高効率設備の導入により、使用するエネルギーを削減することができます。これにより日々の光熱費が削減され、長期的には経済的にお得になります。
省エネ住宅で節約できる年間の光熱費 参考:国土交通省「家選びの基準変わります」より
今の省エネ住宅とZEH水準の省エネ住宅では、46,000円の差額(※6地域)
|
メリット 優遇制度(住宅ローン減税)
ZEH水準の省エネ住宅を導入することで、住宅ローン減税やフラット35の借入金利引下げなどの優遇措置を受けることができます。 住宅ローン減税とは、住宅を取得するためにローンを借りた場合、年末のローン残高の0.7%相当額が所得税および住民税から一定期間控除される制度です。
参考:国土交通省「家選びの基準変わります」より
この制度は、年間の合計所得が2,000万円以下の場合に利用できます。対象物件には床面積や築年数に関する制限があります。また、ローン残高の限度額は、住居の省エネ性能や入居年によって異なります。
|
2. 健康&快適生活でのメリット 省エネ住宅では断熱性能の向上により、住む人の健康維持にも寄与すると言われています。 |
「省エネ性能ラベル」には何が書かれているの? |
「省エネ性能ラベル」には、住宅の省エネ性能や、省エネ水準の達成度が記されています。
|