口コミで広がる名物のどら焼 菓心かめだや

名物の「どら焼」をはじめ、
おいしさを追求する地域密着の和菓子店。

店内は約60種の和菓子でいっぱい
<店内は約60種の和菓子でいっぱい>

 

口コミで広がる名物のどら焼

こんにちは、ジモト発見ライターのイワタハルユキです。所沢市内の気になるお店をレポートします。

私は以前、狭山ヶ丘駅の近くに住んでいたことがあるのですが、ときどき「和ヶ原のトコロード商店街においしいどら焼を売っているお店がある」という話題が出るんです。ずっと気になっていたので、モデルのMeguと一緒にそのお店を訪ねてみました。

西武池袋線「狭山ヶ丘駅」西口を出て住宅街を抜け、国道463号バイパス方面に歩くと、トコロード商店街があります。この商店街は大手チェーン店が少なく、地元の個人店が軒を連ねる懐かしい雰囲気の商店街です。かつてはたくさんの人が集まり、「埼玉のアメ横」と呼ばれたこともあったとか。今でも週末はたくさんの買物客でにぎわいます。そして、いつも元気な商店街活動をしているということで埼玉県の「黒帯商店街」にも認定されているとのこと。めざすお店、どら焼が名物の「菓心かめだや」は、そのトコロード商店街の中ほどにありました。

 

トコロード商店街にある「菓心かめだや」
<トコロード商店街にある「菓心かめだや」>

 

菓心かめだやの店主は伊藤恵一さん。和菓子と洋菓子を修業したのち、先代のお父さまがパン屋さんを30年間営んでいたお店を改装し、平成15年に和菓子店を開店しました。先代の時代も含めるとこの地で約半世紀商売を続けてきたことになります。

店主の伊藤恵一さん
<店主の伊藤恵一さん>

 

ヒミツの皮とあんこで作った名物どら焼

その菓心かめだや、いつしかどら焼が口コミで広まりはじめ、今では地元名物となっています。どら焼は、あん、生クリーム、抹茶生クリームの3種類があり、いずれも原材料ひとつひとつにこだわってつくられます。皮は国産小麦粉とハチミツでしっとり柔らかに焼き上げ、あんは手に入りにくい大粒の北海道十勝産小豆、白ざらめ、和三盆糖でていねいにつくっているとのこと。おいしさのヒミツは他にもあるようですが、それは内緒ということでお許しを。

このどら焼、遠くは北海道にも常連のお得意さまがいて、注文が寄せられるそうです。どら焼は賞味期限が製造日から3日なので、埼玉から北海道に宅急便が届いたときにはあと1日しかありません。それでも食べたい、買いたいという方がいらっしゃる。それくらい貴重な名物なのですね。

 

生クリームどら焼
<生クリームどら焼>

 

Meguも、どら焼の大ファン
<どら焼の大ファン>

 

モデルのMeguと一緒に、ライターのイワタもどら焼を試食させていただきました。まず持ったときの重量感と厚みが他のどら焼きとまったく違います。思わずハカリを持ち出して計ってみたところ135グラムありました!
このボリューム感、圧倒的です。
そして香り!小麦粉と卵とハチミツがまじりあった、なんとも心地よいどら焼の芳香。そして口に含むと、柔らかい!なんとも幸せな気持ちになります。あとは濃厚なあんの甘さを楽しみながら一気に食べてしまいました。これは名物と呼ばれるのも当然。ご近所にお住まいの人がうらやましいと思いました。

 

季節ものや定番の和菓子もバラエティいろいろ

和菓子の楽しさは季節の素材を使い、旬のものが味わえること。いちご大福、さくら餅、柏餅、十五夜だんご、栗まんじゅうなど、例をあげればきりがありません。そうした季節の和菓子も菓心かめだやでは豊富に揃えています。
そうそう、珍しいものに「みかん大福」があります。これは農家が市場に出荷できない規格外の大きさのみかんを仕入れ、餅に包んだもの。もっちりとした大福を食べると、中からジューシーなみかんが出てきて、不思議でさわやかな食感が楽しめます。みかんは冬の果物ですが、冷凍がきくため年間を通して楽しめます。

 

みかん大福
<みかん大福>

 

定番の和菓子も充実しています。たとえば見ているだけで楽しくなる上生菓子。取材中に居合わせたお客さんが並んだ上生菓子を見て「きれい~」と歓声を上げていました。

上生菓子
<上生菓子>

そして、地域密着を心がける菓心かめだやでは、地元の歴史や名所などからネーミングした「狭山湖ポテト」、「浪漫飛行」、「狭山湖物語 大鷹」、「ところっこの森」などのオリジナル和菓子もつくっています。お土産などに喜ばれそうですね。

 

ところっこの森
<ところっこの森>

 

狭山湖ポテト
<狭山湖ポテト>

 

いつもお客さまが笑顔になれるお菓子を!

これら多種多彩な和菓子、菓心かめだやではいつも60種類くらいはお店に出しているとのこと。伊藤さんは「お店に来ていただいて、まず目で楽しんでもらい、食べてみたらおいしくて、また来ていただける。そんな和菓子づくりをしたいと思っています。お客さまがいつも笑顔になれるようなお菓子づくりと接客を心がけますので、ぜひご来店ください」と話してくれました。

たくさんのお菓子にかこまれてMeguも大満足
<たくさんのお菓子にかこまれて大満足>

 

【お店のデータ】

菓心かめだや
所在地/埼玉県所沢市和ヶ原1-112-10
TEL・FAX/04-2949-0405
営業時間/9:00~19:30
定休日/水曜日
駐車場/2台あり

取材・文・写真(提供写真別) イワタハルユキ
写真提供/かめだや
モデル Megu
2016年3月

 

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