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ISO9001登録証

スタッフの竹田です。
画像の山川のうれしそうな顔と手にしているISOの登録証。今回はISOの話です。ちょっと堅めの内容ですがよろしくお願いいたします。(笑)

皆様ご存知かもしれませんが、弊社では数年前から会社の経営戦略として、自社施工の建物の品質管理をより高めることに注力してきました。そのために建築・分譲両部門において品質マネジメントシステムのISO9001の認証を取得しています。

ISOとは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)のこと。
ISO規格は番号によって整理されており、ISO 9001は製品やサービスの品質保証を通じて、顧客満足向上と品質マネジメントシステムの継続的な改善を実現する国際規格になります。
つまりISO9001は、顧客に品質のよいモノやサービスを提供すること、つまり『顧客満足』を目的としている国際規格なのです。

今までの2008版と比べて2015版では組織の持続可能な発展に取り組むことが強調されており、組織の状況に応じたマネジメントシステムの自律的な計画・運営や、リスク及び機会について品質マネジメントシステムとの統合的な取り組みの有効性の評価、製品及びサービスの品質の確保のための品質マネジメントの評価などが規格の要求事項となっています。

認証を取得するためには、上記の事柄が実践されうまく機能しているかを審査機関によって審査されるわけで、2015版に合わせた品質マニュアルの設定や日々の業務の中での記録など、正直結構骨の折れる作業が多々あるわけです。

しかしそんな大変なISOの審査ではありますが弊社にとって導入するメリットは大きいのです。以下品質マネジメントシステム要求事項JIS Q9001;2015/0.1より内容をかいつまんで一部抜粋してみました。

・顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを一貫して提供できる。
・顧客満足を向上させる機会を増やすことができる。
・組織の状況及び目標に関連したリスク及び機会に取り組むことができる。
・規格化された品質マネジメントシステムの要求事項への適合を実証できる。

今回品質管理責任者として関われせていただいた感想としては、各部門長の業務に対する意識向上や会社の利益追求の姿勢のより一層の明確化などでしょうか。
書類や記録の整理などは日々の業務では面倒なことだと感じることもありますが、記録を残すことによりそれが組織の知識としてノウハウが蓄積されていくというのは、会社やお客様にとって大きなメリットがあるのではないかと感じたわけです。

今まで以上にこのISOというシステムを上手に利用して、会社とお客様、みんなが幸せになれるようなればいいなと感じた今回の件でした。

 

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