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ジモト発見ライター 気になるお店訪問

オーガニック野菜店&キッチンスタジオ VEGE PARK

カラダが強くなり、心も強くなる。無農薬、無化学肥料で育てた旬の野菜を、まず子どもたちに食べさせたい!

 

小手指駅北口から歩いて7分、小手指幼稚園近くの道路沿いに「オーガニック野菜店&キッチンスタジオ VEGE PARK(ベジパーク)」があります。
このVEGE PARKが扱う野菜は、農薬や化学肥料を完全にシャットアウトした本物のオーガニックであることが最大の特長。また販売だけでなく情報提供や交流にも熱心に取り組んでいます。そんなVEGE PARKを率いるのは、20歳までレンジフードやレトルトが主食だったという若いお母さんでした。

<外観も明るく楽しいVEGE PARK>

 

VEGE PARKの野菜はなぜ信頼できるのか。

野菜や果物など農産物の世界では、無農薬、無化学肥料をはじめ、減農薬、低農薬、有機栽培などいろいろな呼称が流通しています。その中には定義があいまいなものや、実態とかけ離れたものも含まれています。そんな状況の中でVEGE PARKの扱う野菜が信頼できるのはなぜなのでしょうか。代表の和泉仁美(いずみ ひとみ)さんにお話を伺いました。

<代表の和泉仁美さん>

 

「VEGE PARKは無農薬、無化学肥料で栽培した野菜を農家から仕入れて販売しています。仕入れるのは私たちが定めたパートナー農園から。現在は8軒の農家とお取引があり、それが全体の約9割を占めています。農園は北海道、京都、高知など日本全国にわたりますが、お取引をはじめるときはどんなに遠くても必ず訪問してご本人に会い、畑も見るようにしています。そして本当に信頼できる農家さんとだけお付き合いをさせていただいております」

パートナー農園以外からめずらしい野菜を仕入れることもあるそうですが、その場合も無農薬野菜を扱う問屋から仕入れていて、ポリシーは徹底しています。正真正銘の無農薬、無化学肥料の野菜を扱うこと、そして仕入れは信頼できるパートナー農園から。これがVEGE PARKのアイデンティティーとして明確に打ち出されていることが印象的でした。

日常使う定番の野菜から、めずらしい野菜まで。

VEGE PARKでは、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、小松菜、ホウレン草など毎日の食生活で使う定番のものが揃っていますが、他ではあまり見かけないめずらしい野菜も扱っています。たとえば内部が目の覚めるようなきれいな紅色をしている紅芯大根(こうしんだいこん)や、世界一美しい模様を持つ野菜といわれているロマネスコ(カリフラワー)などもタイミングがよければ見られます。

<安心、安全、そして新鮮な野菜たち>

<毎日のように使う定番野菜を豊富に取り揃え>

ただし、あらかじめ理解しておきたいのは、ここには季節のものしかないということ。無農薬、無化学肥料のオーガニック野菜だからこそ、自然に栽培できる時期というものがあります。冬にトマトを食べたいと思っても、本来はないのがあたりまえ。VEGE PARKはそのあたりまえであること、自然であることに忠実です。

またパスタやトマト缶などの食品や、オーガニック系の調味料も品揃えが豊富で、しょうゆ、みそなど身近なものも揃っています。日用雑貨系の商品では環境に優しい洗剤や肌に優しい化粧品なども販売しています。

<調味料も健康志向で厳選したもの>

<商品には説明がていねいに手書きされている>

情報発信と交流で楽しく食育に貢献。

<日替りの試食コーナー>

VEGE PARKのある小手指は若いお母さんが多いまち。子育てをしながら毎日のお料理に悩んでいる方も多いようです。そんなお母さんのためにVEGE PARKでは店頭に20種類以上のレシピを置き、自由に持ち帰れるようにしています。

また、店内には毎日変わる試食が用意されていて、おいしい食事づくりの参考になると大好評。買い物の際のスタッフによるアドバイスも頼りになります。

「お店のスタッフは毎朝勉強会を開き、持ち寄った情報をシェアしています。お客さまにお教えするだけでなく、お客さまに教えてもらうことも多く、それをまたお客さまにフィードバックするということもよくありますよ」と和泉さん。単に商品を売るだけでなく、ていねいにアドバイスしている様子にほのぼのとしたものを感じました。

またVEGE PARKでは子どもが野菜を食べたらスタンプを押す「モグモグカード」を配っています。スタンプを4つ集めると景品がもらえ、子どもが野菜好きになる応援をしています。このようにVEGE PARKは地域のコンシェルジュとしてオーガニック野菜の立場から、いろいろな情報発信や提案をしているのです。

VEGE PARK代表 和泉仁美さんのオーガニックとの出会い

そんなVEGE PARKがどのような経緯で生まれたのか、興味が湧いたのでお聞きしてみました。和泉さんがごく普通のOLをしていたある日、縁あって埼玉県小川町の有機農家を訪ねたとのこと。その畑で農家の人にもぎったスナップえんどうを渡されます。「これをそのまま食べるの?」と戸惑いながら口にした和泉さんは大きな衝撃を受けたといいます。

「私はそれまでコンビニで暮らしているようなものでした。レンジでチンすることや、レトルトをお湯で温めるのが調理だと思っていたくらいです。そのとき畑でもぎって食べたスナップえんどうはとてもおいしくて、飲み込んだ時にお腹だけでなく全身の細胞が喜んでいるのがわかりました。この私がこんなに感じるのだから、生きることにまだ素直な子どもたちがこれを食べたら、きっとカラダが強く、心も強く、豊かな人間になれる!こういう野菜を子どもたちに食べさせてあげたい!と強く思いました」

自らのことを「ふわふわ浮ついて土台のない人間だった」と振り返る和泉さん。ちょうどその頃、出産を機に「この子には私のような人間になってほしくない」と痛切に思い、まず食べることから変えようと決意します。そして食生活を変えたことで人生も一変したといいます。
「風邪を引かなくなったし、ピアスで肌が荒れるほどの金属アレルギーも治り、花粉症も扁桃腺の炎症もなくなりました。毎年のようにかかっていたインフルエンザにもかからなくなりました。そんな風にカラダが強くなると、心まで前向きに変わってきます。まさに人生が変わりましたね」

その後、和泉さんはOLを辞めて独立。2010年にオーガニック野菜の移動販売をはじめ、2011年にキッチンパークをスタート、2013年4月にVEGE PARKを開店し、現在に至ります。野菜の販売とともに、キッチンスタジオでイベントやセミナーを開いたり、保育園や幼稚園で食育の知識を広めたり、小学校の母親学級で野菜のすばらしさを伝えたり、多彩な活動を展開しています。

今回、和泉さんのお話を聞き、普段は何気なく食べている野菜も意外に奥が深いということが理解できました。無農薬、無化学肥料で安心・安全に食べられる野菜が身近なところで手に入るありがたさを、私たちはもっと感じるべきなのかもしれません。野菜が苦手な人も、まずはVEGE PARKの野菜を試してみてはいかがでしょうか。

 

お店のデータ

オーガニック野菜店&キッチンスタジオ VEGE PARK
所在地/〒359-1141 所沢市小手指町2-13-5-105
TEL/04-2941-2289
営業時間/10:00~18:00
定休日/日曜・祝日
駐車場/1台あり(店舗裏)
メールアドレス/seed@vegepark.jp
ホームページ/「ベジパーク」で検索
フェイスブック/「ベジパーク」で検索


取材・文・写真/イワタハルユキジモト発見ライター

 

 

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