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ジモト発見ライター 気になるお店訪問

地域コミュニティの新しい拠点「所沢市こどもと福祉の未来館」

ジモト発見ライタージモト発見ライター番外編 【気になる施設訪問】
平成29年1月にオープンした「所沢市こどもと福祉の未来館」を見学してきました。この施設は新所沢駅西口から約5分、航空公園駅西口から約10分で歩ける便利な立地で、多くの利用者が訪れています。まだ新しい施設でありながら、すでに地域に溶け込み、人々が世代を越えていきいきと交流しているのが印象的でした。

所沢市こどもと福祉の未来館

 

地域福祉センター

館内1階と3階は「地域福祉センター」のエリアとなっており、この地域で生活する人々が交流し、支えあうことをテーマにしています。3階は地域福祉センター事務室、社会福祉協議会、多目的室があるのみで、実質的な機能は1階に集約されています。
1階正面の出入口から館内に入るとガレリア(エントランスホール)があり、ここの天井は自然採光や自然換気を有効に使えるように工夫されているとのことです。すぐ右手には喫茶室と売店を兼ねたtemicafeがあり、気軽に飲み物や軽食が楽しめます。以下、主な施設をご紹介しましょう。 

【福祉の相談窓口】
福祉に関する多種多彩な相談に対応してくれる窓口です。相談内容について一元的な対応や必要と思われるコーディネートをしてくれるのが特長です。

【世代間交流広場】
こどもからおとなまで、世代の違う人々が気軽に交流できるようにつくられたスペースです。訪れた人たちはおしゃべりしたり、休憩したり、自由にくつろいで過ごしています。

世代間交流広場

【体育館】
採光性のよい明るい体育館です。スポーツだけでなく、イベントや健康診断にも利用されているとのことです。 

その他、多目的室、ボランティア活動室、視覚障害情報室、聴覚障害情報室、サウンドテーブルテニス室などが設備されています。施設を福祉関係の団体等で借りるときは9時から21時までの1区分2時間単位として使用料数百円程度で利用できます。さらに内容によっては使用料が減免される制度もあるとのこと。詳しくは地域福祉センターにお問い合わせを。

体育館

 

こども支援センター

2階は「こども支援センター」のエリアで、大きく「子育て支援エリア」と「発達支援エリア」に分かれています。

【子育て支援エリア】
子育て支援エリアでは4歳未満の乳幼児と保護者が利用できるひろばがあります。登録は所沢市民でなくてもできるとのこと。所沢市の親子が他市の友だち親子と待ち合わせて一緒に遊ぶという風景もよく見られるそうです。また、ここには「子育てコンシェルジュ」が配置されており、子育てに関する相談や情報提供が行われ、保護者をはじめとする子育てに関わる人を身近なところから支援しています。

【ひろば】
4歳未満の乳幼児の親子が交流したり、子育ての相談をしたり、楽しく有意義に過ごせるスペースです。窓からは走る電車を見ることができ、こどもたちは大喜びです。

所沢市こどもと福祉の未来館

子育て支援エリアには、ひろばのほかにランチルームや授乳室なども用意されており、親子がゆっくりくつろげるように配慮されています。

【発達支援エリア】
発達支援エリアでは、発達障害に関する相談や、平成29年4月からこどもの特性に応じた発達支援などを行います。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の研究事業と連携して、事業運営をしているとのことです。

【まなびのへや】
親子教室、通所支援、家族支援などに利用できる部屋です。

【おはなしのへや】
こどもを観察しながら相談したり、通所支援に利用したりする部屋です。

【うんどうのへや】
通所支援などで使う部屋。通路のマジックミラーから室内の支援の様子が見られます。

ここで行われる主な支援は以下のようなものがあります。

【相談支援】
18歳未満のこどもの発達障害に関する相談や、未就学児の親子教室などが無料で実施されています。
【通所支援】
おおむね2歳半以降の未就学児を対象に、児童福祉法の「障害児通所支援」を行います。
【地域支援】
保育園・幼稚園などへの巡回支援や、家族支援、研修・啓発などを行い、地域全体の支援体制の向上を図ります。

 

全館にすべての人が使いやすいユニバーサルデザインを採用

こどもと福祉の未来館は、全館を通じてユニバーサルデザインの考え方に基づいてつくられています。また、防災や環境への配慮についても特筆すべきものがあります。

ユニバーサルデザインの一例ですが、多目的トイレはもちろんのこと、一般のトイレも車イスで利用できるように広いスペースを確保しています。また、エレベーターは外の様子が見えるようにガラス窓が付けられており、車イスやベビーカーを使っている人がエレベーター内で転回しないでもよいようにウォークスルー方式(出入口が前後両方に付いているスタイル)が採用されています。

所沢市こどもと福祉の未来館 所沢市こどもと福祉の未来館

館内には難聴などで周辺の異変に気付きにくい人のために、随所にフラッシュライトを設置してあります。また一部の壁をガラスにして、非常事態をすぐに認識できるよう配慮されています。ガラスの部分にはロールカーテンを設置し、プライバシーにも配慮がされています。

 

災害時の備えも万全

こどもと福祉の未来館の建築材には難燃材や不燃材が使われていて、屋外には3か所の階段が設置されています。建物は耐震性に優れ、また軽微な損傷であれば補修することですぐ利用できるようになる設計を採用しています。自家発電機や、飲料水を確保する受水槽も設備されています。

さらに災害時には館内の一部を災害ボランティアセンターとして機能させ、ボランティアスタッフの活動拠点として利用できるようになっているとのこと。防災面でも地域の拠点として機能する施設です。

駆け足で見学してきましたが、「こどもと福祉の未来館」は明るく機能的で心からくつろげる施設でした。屈託なく走り回るこどもたちや、楽しそうにおしゃべりするシニアの方々を見ていると、子育てと福祉の理想像を見たような気がしました。これから地域住民にどのように活用されていくのか楽しみです。

所沢市こどもと福祉の未来館 駐車場
<施設南側の駐車場>

施設のデータ

【受付・利用時間】

●地域福祉センター 
受付/平日の8:30~17:15

●こども支援センター
(子育て支援エリア)
交流施設(ひろば) 利用時間/水曜日以外の9:30~16:00
子育てコンシェルジュ 受付/水曜日以外の8:30~18:00
(発達支援エリア)
受付/水曜日以外の9:00~18:00

所在地/所沢市泉町1861番地の1
交通/西武新宿線 新所沢駅 徒歩約5分 航空公園駅 徒歩約10分
駐車場/67台(障害者等用5台含む)
駐輪場/79台

取材・文・写真/イワタハルユキジモト発見ライター

 

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